馬肉が犬にお勧めの理由は?

馬肉の栄養

 馬肉は高たんぱく、低カロリーで、カロリ−は100gあたり110kcalと牛や豚のおよそ3分の1、脂肪分はおよそ5分の1です。このため、ダイエットが必要なわんちゃんはもとより、代謝の低下した高齢犬の肥満予防にも適しています。


 赤身に含まれるたんぱく質は、筋肉だけでなく臓器や血液・被毛や皮膚、爪など体そのものになる栄養素です。酵素やホルモンなど体の機能を調節する役割も果たしていますので、不足すると免疫機能が低下して抵抗力が弱くなり、さまざまな病気にかかりやすくなります。馬肉は畜肉よりもたんぱく質を多く含むことから、少量で良質のたんぱく質を効率よく摂取することができますので、病中病後の滋養強壮や、夏バテの食欲不振時にもお勧めです。


 馬肉に含まれる栄養成分ペプチドはタンパク質の一種ですが、血管を拡張させて血流を良くする働きがあります。


 馬肉の脂肪分には、不飽和脂肪酸であるオメガ3脂肪酸のα-リノレン酸、オメガ6脂肪酸のリノ−ル酸、オメガ9脂肪酸のオレイン酸が含まれます。中でもリノール酸やα-リノレン酸は体内合成できず、食事から摂取する必要があります。これらは、必須脂肪酸と言われ、コレステロ−ル値を下げ、血液の流れをよくし血管を丈夫にする、動脈硬化を原因として発症する虚血性疾患(脳梗塞や心筋梗塞など)のリスクを軽減するなどの効能があります。
 主に青魚に多く含まれるといわれるオメガ3を、動物の脂肪から摂取できることは驚きです。


 馬肉には骨の健康維持に欠かせないカルシウムが牛肉や豚肉の3倍も含まれます。また、馬肉に含まれるヘム鉄は造血作用が優れており、体内への吸収がとても高い鉄分ですので貧血気味のわんちゃんへお勧めです。
皮膚粘膜の保護や被毛の維持改善に効果があるビタミンA、強力な抗酸化作用により活性酸素の発生や酸化を抑え皮膚や血管の老化を防止し、免疫力を高める効果のあるビタミンEも豊富に含まれます。
多糖類の一種で、一時的にエネルギーを体内に貯蔵する役割を担うグリコーゲンが馬肉には牛肉の3倍以上含まれ、高い疲労回復効果や集中力を高める効果があります。


馬肉の上手な与え方

 馬肉に含まれるアミノ酸や酵素は、熱に弱く、加熱するとその成分が壊れてしまいます。このため、馬肉は生で与えることが一番効果的な与えかたです。シニアになると消化酵素が減っていき、食べ物からの栄養がうまく消化吸収されにくくなっていきます。馬肉を生で与え、酵素を補うことで、栄養が行き渡る効果が期待できます。


 わんちゃんに初めて生肉を与える場合、いきなり生で大量に与えると、下痢や嘔吐など消化不良の症状を呈する場合があります。最初はボイルで少量を、様子を見ながら徐々に量を増やし、生食に近づけていくようにしましょう。

馬肉は安全?

 馬は牛・豚などの家畜と比べ、体温が5〜6℃も高い為、寄生虫や雑菌が寄りつきにくく、O-157などは、牛・羊・鹿などの反芻動物の腸内に生息しており、反芻しない馬の腸内には生息していないと言われます。このため馬肉は生食に適しているとされます。  また、馬は非常にデリケートで、畜肉(牛・豚・鶏)と違い、抗菌剤やホルモン剤の投与を行わずに育てられ、化学物質の汚染にさらされることがないことから、野生鹿と並び極めて安全な食肉と言われます。また、これらからアレルギ−の出にくい食肉であるとも言われており、畜肉にアレルギ-をもつわんちゃんにも是非お試しいただきたいお肉です。


 当店でお取り扱いする馬肉は、北海道で育ち、最終飼育を会津で行った最高ランクの国産馬肉といわれる会津馬刺しです。全頭検査を行い、品質管理に注力している業者様とお取引させていただいております。
 すべて人間用馬刺しの切落し部分となりますので安心してお与えください。
 熊本馬刺しが体重800〜1000kgの重種馬と言われる馬肉でサシが特徴なのに対し、会津馬刺しは体重400〜600kg前後の軽種馬と言われる馬で赤身の旨味が特徴です。

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